こんばんは、東備大家です。
昨日に引き続き西野さんのvoicyを聞いて考えた話。
9/23の「俺らの税金を使いやがってに対する違和感」の回の後半部分を聞いてまして、ちょっと気になったので調べてみてます。
先に言っておくと、西野さんの意見はごもっともですし、シングルマザーの方を応援したい気持ちもあって大家をやってるので考え方には賛同してます。
気になったのはデータの話。
本人もあやふやな部分がありますって言ってたから、聞き飛ばしても良かったんですけど、気になっちゃったので調べました。
最新じゃないんですけど、2019年のデータで見てみました。
https://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2019/seifuan31/01.pdf
ざっくり言うと、支払いは77兆円が使ってるお金。23兆円が借金の返済と利息。
支払の内訳が、社会保障(年金と医療費)に34兆円、残りが他の予算って感じ。
ちなみに公共事業は6兆円ですね。
税収は62.5兆円。残りは借金です。
内訳は高額所得者さんから6兆円、一般所得者から3.5兆円、法人から13兆円とかそんな感じ。
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/h29/h29.pdf
ここだけ見れば確かに高額納税者さんアリガト~って話なんですけど、消費税の観点と社会保険料の観点が抜けてるんですよ。
消費税は、使ったお金に対して10%掛かるんですけど、高額所得者さんは事業経費で使ってるから、ある程度還付されてる筈。
データは取れないって言うか取りようが無いと思うんで、そこは高額納税者さんだけで半分払ってるって感じとは思えない。
で、社会保険料。いわゆる隠れた税金ってヤツです。
これは、ここに一覧が。
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo/ryogaku/ryogakuhyo/20200825.html
数字が多いので分かりにくいと思いますが、普通のサラリーマンの3倍ぐらい高額所得者さんが払ってるイメージで良いかと。
西野さんの話で言えば高額所得者が人口の4%って事なので、4%の人数を3倍して12%は高額所得者さんが払ってるって計算でいってみます。
残りの88%は普通のサラリーマンが払ってます。
保険料の負担の割合がここに。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/zensedaigata_shakaihoshou/dai1/siryou3.pdf
大雑把に言うと、62兆円ぐらいが普通のサラリーマンが払ってるお金。
高額所得者さんは8兆円ぐらい。
税金部分を足して考えても、一般:高額 が 87兆円:32兆円って事かな。
で、税収と歳出のところに足し込んでみれば。
136兆円:151兆円に対して、
一般サラリーマン:高額納税者
88.5兆円:38兆円って話です。(数字はザックリで計算してるので合いませんよ)
それでも、4%の方々が30%は払ってくれてる訳ですから、やっぱりありがと~なんです。
ただ、累進課税の話をするのであれば、合わせて社会保険料も考えて話をした方が正確だよな~って思うんですよね。
きっと知ってるけど、10分に収まらないから端折ってるだけと思いますが。
色々言いましたけどやっぱり、「助け合おうよ」って想いは同じだから、プペルの映画を公開日に見に行って西野さんの応援をしたいと思います。
おっさんがイチャイチャしてる話。面白いですよw
おわり
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