運営中物件はこちらへ纏める事にしました。
こんばんは。東備大家です。
昨日のサラリーマン+副業(複業)のススメ前編の続き
3 副業のメリット・デメリットは?
副業をするとなると、まずは種銭を貯める必要があります。何をするにしても、最初にある程度の資金が無いと話になりません。時間→お金に変える副業を一時的にする場合は別ですが。昨日の話のSとかBで進めるなら必ず通る道です。
合わせて、副業をする為にしっかりとその分野の事は勿論、関係する法律・税務・会計・資金繰りの練習もしておくと良いです。
その時間が掛かるのがデメリットになるんですけど、そこで諦める程度では先には進めないのでしっかりと学んだり動いたりしましょう。
実際は動きながら体験していく形になろうかと思います。
なので、必ず最初は小さく始めて下さい。高収入で給料からいくらでも補填出来る人はどんどんやればいいですけど。
私が最初に始めたのは太陽光の売電事業でした。それも、出来るだけ小さい案件でと探して始めた物です。
今やるか?と言われたらやりませんが、そこで学んだ事業経験は将来の不動産賃貸業にも活きてます。
当然、事業を始めると確定申告や色んな申請書類やら連絡やらやる事が沢山出てきます。
そこをいかに効率良く進めていくのかは、本業で培ったものが活きてきますよね?
そうやって、本業以外の人脈を作りながら新しい仕組みを作る経験が得れる事がメリットです。
もう一つはお金の使う位置の違い。
本業の場合
給料-「社会保険・年金」-給与所得控除-各種控除=課税所得 →この地点で税率決定 給料-社会保険・年金-税金=手取り →ここから費用を捻出
個人事業のみの場合
事業収入-経費(この地点で費用を使える)-各種控除=事業所得 →この地点で税率決定するので税率は低くなることが多い。赤字のケースも。マイナスでも0円で終わり。(青色申告してると繰越出来るケースも)
事業所得-社会保険・年金-税金=手残り
副業で事業をすると
給料-「社会保険・年金」+事業収入-経費(費用がここで使える)-給与所得控除-各種控除=課税所得(事業が赤字なら損益通算出来るので源泉徴収されてても確定申告で還付出来るケースも。)→この地点で税率決定
トータル所得-社会保険・年金-税金=手残り
という形で、事業を始めたばかりで赤字になってしまっても、給料所得から事業の赤字分を差し引けるので節税になりますし、資金不足は本業からある程度カバー出来るので、失敗しても即死にはなりにくい、事業が育つまでは事業のお金を回収しなくても生活出来るのでゆっくりと育てる事ができる。
ここが1番のメリットと思います。収入の柱を上手に使ってチャレンジする方法はアリです。
もう1つは、融資戦略としてサラリーマンの属性は有利って事。特に不動産事業をする場合は、まとまった資金が必要となりますが、全てを自己資金でやってしまうと、すぐに資金が枯渇して次の物件に進めなくなる事が多くなります。
融資を使う事で、自己資金を使い切る事無く事業拡大が出来るのが不動産事業の肝。やっていける自信が付いたら使わない手は無いですね。
ここで、サラリーマンの勤務年数と年収が活きてきます。ある程度になると融資戦略の為にサラリーマンを続ける方も。
4 副業を始める為にどうやってお金を貯める?
やると決めたら、色んな物をメルカリ等で売って種銭を作る方法、毎月コツコツ貯めていく方法、転売等でとりあえず稼ぐ方法。
色んな方法があります。
私がやっていたのは、コツコツ貯める方法です。最近は不要になった物をメルカリ等で売って事業資金に回す事もしていますが。
岡山大家さんの〔500円作戦〕の話が好きです。
私は、豆腐と納豆じゃなくてモヤシとインスタントラーメンをよく食べてました。あと、カレーは作ったら3日は食べてましたねw
月の食費は独身の頃は多分同じぐらいだったと思います。
他にも、今だと住宅・車・保険・携帯の4つを安く使う方法で見直せばある程度の資金はコツコツ貯める事が出来ます。あとポイ活ですかね。
過去の記事で節約関係を書いたものもありますのでご参考に。
これがとても大事で、月々の生活費を安く済ませる事が出来ると、1の目標金額も少なくて済みます。
さらに、融資を引く際に金融機関に通帳を見てもらう事になりますが、コツコツ貯めてるとその過程を見て判断材料になる訳です。
ここで信用を増やすことも出来るんです。見せ金じゃなくて本当の自己資金。ここが大事。もちろん親が資産家でいくらでも借りれるなら、そっちから借りて事業しても良いんですけど。うちはそんなに裕福な家庭では無かったので、自分で貯めました。
こうして、種銭を貯めて事業を始めていくんです。ここまで時間を掛けて用意した身銭を切るからこそ本気で学ぶ。だから身に付く。失敗してもあきらめずにやり続ける事が出来ます。
みなさんの参考になれば幸いです。
おわり