こんばんは、東備大家です。
1月も終わりが見えてくると、本業の会社で恒例の行事がありまして。
「FP試験」です。
私は前回で必要な所まで達したので、今は後輩に教える立場になっています。
こんなん言ったらダメなんですけど、FPの資格を持ったからって営業的には別に何にも役には立たないんですよ?
ただ、自分のお金をどう動かしたら良いのか?とか、
税金について知っておけば色んな場面で損をしなくて済むのにな~とは思ってまして。
どっちかと言えばそういうイメージで学んでもらってます。
サラリーマンとしては酷い奴ですなww
今日は、以前にも書いてましたお話の復習と具体例を挙げてみてます。
丁度、前回のFPの実技試験にも出てました、所得の問題。
要はちゃんと確定申告出来るようにしなさいなって問題ですね。
後輩も控除やらなんやら色々あって難しいって言うてます。
こういう時は数字を入れて話をすると分かり易いと思うので例を出してみます。
40歳男性。配偶者(専業主婦)と子供2人(中学生と小学生)。
生命保険は学資保険を控除(旧制度)を満額取れるだけ生活費から掛けてて、住宅ローン控除は終わった住宅ローンが月6万円の家に住んでるって設定。
Aさんはサラリーマンでボーナスが年3か月・年収500万円(月収入約33万円)。生活費300万円。
Bさんは自営業者で年間事業収入500万円。生活費300万円(経費へ200万円参入出来る)
この状況で、実際にどれだけ税金やら社会保険で掛かってて手残りがいくら?
万円の表記は省略、分かり易く数字は丸めて書きます。
Aさんから。
500(給与収入)-77(社会保険料)-5(生命保険料控除)-38(配偶者控除)-48(基礎控除)=332(課税所得)
332*0.3-42.75≒57
実際に手元に残るのは
500-77(社会保険料)-57(税金)=366(手残りCF)
この中から色々と生活に掛かるお金を払っていくとほとんど残らない計算になる様です。
366-72(住宅ローン)-生活費300≒0
(健康保険: 給与から20332*12+賞与から58300*2)
(厚生年金保険料:給与から31110*12+賞与から91500*2)
参考資料
協会けんぽのHP
国税庁のHP↓
www.nta.go.jp
Bさんの場合はと言いますと、
500(事業収入)-200(経費)-45(社会保険料)-5(生命保険料控除)-38(配偶者控除)-48(基礎控除)≒165(課税所得)
165*0.15≒25
国民健康保険料が15と
国民年金保険料16540*2*12≒40 1/4免除で30
500(事業収入)-200(経費)-45(社会保険料)-25(税金)=220(可処分所得)
220-100(生活費)-72(住宅ローン)≒50(手残りCF)
同じ収入なのに50万円弱の差が出ますね。
そんなのずり~わって事で「給与所得控除」があります。
なのでAさんの正式な計算は、
給与収入500-社会保険料77-給与所得控除144-生命保険控除5-配偶者控除38-基礎控除48=課税所得188
188*0.15≒28.2
500(給与収入)-77(社会保険料)-28.2(税金)≒395(手残りCF)
給与所得控除額 500*0.2+44=144
参考資料 国税庁のHP(給与所得控除)↓
No.1410 給与所得控除|国税庁
400-300(生活費)-72(住宅ローン)≒30
年に20万の違いをどう見るか?40年勤めたら?結構な差になりますね~。
つづく
運営中物件はこちら↓
https://toubiooya.hatenablog.com/entry/2019/12/24/215118toubiooya.hatenablog.com