東備大家の不動産活動日記

40代サラリーマンをしながら、副業でコツコツ不動産を営んでおります。DIYは苦手だけど残置物には萌える変わり者大家。大家業で色んな方とのふれあいを楽しみに活動しております。

Idecoのデメリットとリスク、理解してる?

こんばんは、東備大家です。


先日、DIY好き大家さんんと雑談してた中で


Idecoの話が出たのと、


何も考えないと最近始めようとした方が居たので


デメリット分かってる?って話をしようかと。





デメリットの前にメリットの話をしましょう。


大きく2つ。


1つ目は掛金が全額所得控除(上限あり)


自営業者           →月6.8万円
企業年金に加入していない会社員→月2.3万円
公務員・企業年金がある会社員 →月1.2万円


他にも違う条件の方が居るので、


ご自分で調べてみて下さい。


掛金が全額所得から引かれるので


節税をしつつ資産形成が出来ますよってのが売り。




2つ目は差し押さえ資産にならない。


自営業な方が、


事業を失敗して自己破産等をしても


Idecoには手を付けられない。




そういう使い方を理解出来てる方であれば、


きっとリスクも把握されてると思うので


心配しないんですが、


普通のサラリーマンが何も考えずに


するってのはいただけない。




1番のリスクは60歳まで


逃げ道がかなり制限される


同じような商品で、


NISAをされている方も居るよね。


こっちは、自分の判断で換金出来るので


NISAに対して課税なんて最悪の事態になっても


課税される前に解約して換金したら良いので


逃げ道がある





投資をするからには、


最悪のシナリオを考えないとダメだよね?


ここからは、私が考えるIdecoの最悪なケースを。


今、退職所得控除の見直しなんて噂が。


20年以上の部分の控除額を減らそうって話。


Idecoと退職所得控除って


関係無さそうな気がするでしょ?




Idecoの受取り方法は2つあって、


1つは年金方式で受取る方法


→年金所得控除だけど、


年金に上乗せして受取る訳で所得が上がる。




2つ目は一時金で受け取る方法


→退職所得控除が適用されるんだけど


退職金とIdecoの一時金の


受取り時期によって計算方法が変わる。


一番損なのは同時受取。


所得が跳ね上がるので税金でごっそり取られる。



次に損なのは退職金が先のパターン。


退職金の受取りから19年の間に一時金を受取ると


勤めてる期間とIdecoの加入期間が


重複しない部分だけ控除が使える。


普通はほぼ重複してるので、


一時金を受取った年は所得が乗る。




一番マシなのは、先に一時金を受取って


5年以上空けて退職金を受取る方法。


これなら退職所得控除の制限が掛からないので


控除を満額使い切れる。


退職金を受取る時期が選べる会社で


その会社がそれまで存続して


退職金が保証されてるなら良いけどね~。




現在はこういうルールなんだけど、


最悪のシナリオなので


退職所得控除なんてものが無くなるケース


で考えると、


老後に備えて貯めた元金に対して、ごっそり課税。




30歳から65歳まで月2万円ずつ積立してた場合。


元金部分が840万円ですわ。


これがそのまま所得に乗ったら?


他の所得が0円でも


所得税が120万円+住民税が84万円。


840万円に対して204万円の課税




今のところ、退職所得がいくら増えても


国保の掛金には影響無いんですが


ここだって変わるかもしれない。


一番最悪なケースで考えたら、


退職=国保になるケースが多いので


所得が最高額までいったら、


100万円以上の支払が追加。


840万円頑張って貯めたのに、


手残り500万円なんて将来もあるかも?


1番のリスクは、


後出しでルールが変わるかもしれないのに


その際に逃げ道がほぼ無い事。


その時に、ちゃんと色々考えて


少しでも手残りがあるように出来るのなら良いけど


何も考えずに積み立てたら良いよって考え方なら


他の商品で良いんじゃね?


私はどうしてる?


こんな商品買わんよwww


おわり


運営中物件はこちら👇
toubiooya.hatenablog.com




人気ブログランキング