こんばんは、東備大家です。
先日の懇親会で「相続時精算課税」な話が出たので
改めて調べてみました。
どうやら、来年から制度が変わるんだけど
今までの制度の場合、
ちょっと使い勝手が悪かった部分を
改正する様子。
相続時精算課税とは名前の通り
相続財産を事前に渡しておくことで、
被相続人(両親とか祖父母とか)が
亡くなるまでの間に
有効にお金を使ってねって制度。
メリットは、
2500万円までは課税猶予される。
大きい資産を持ってる、
まだまだ元気な被相続人予備軍な方が居る場合、
2500万円を事前に渡してもらって
上手く運用して相続発生時までに増やしておけば
納税資金を用意できる。
いわゆる「期限の利益」が取れるって事ですな。
不動産をやってる方なら期限の利益と言えば
「融資」を指して言う事が多いんですが、
この制度もそういう側面を持っています。
ちなみに、来年から変わるのは
暦年課税制度(年間110万円のやつ)が
7年遡るようになる。(親からの贈与)
今まで相続時精算課税を使うと、
暦年課税が使えないので
2023年までは
累計2500万円を超えたら20%課税
だったのが2024年以降
毎年110万円を超えた部分を足していって(要申告)
2500万円を超えたら20%課税
となるそうです。
上手く使えば暦年課税よりも節税出来るかも?
不動産で使うとしたら、
被相続人が持て余してる物件(築古戸建)を
これを使って先に受け取っておいて
亡くなるまでの間に賃貸に回して、
家賃で相続資金を確保しつつ、
良きタイミングで売却までしておくと
そこそこの資金になるんじゃないかな?
デメリットとしては、
小規模宅地の特例
(相続時に評価額から80%減額される制度)等が
使えなくなる。
なので、被相続人の資産が
どれぐらいあるのか?によって
決めていくと良いですね。
親がお金持ちの場合は
会社作ってもらって株を貰うか
転貸とかで回した方が良いケースも。
一番有効なのは、
親が他にあんまり資産持ってなくて
そこそこ新しい戸建を持ってるけど
使う予定がないとか、
別荘を買ったけど放置してて
他に資産が無いとかのケース。
こんなパターンなら、早めに譲ってもらって
賃貸・事業に回す事で
キャッシュマシーンを作れます。
ボロボロになってから
相続されて困るぐらいなら、
まだ現役な頃に貰っておいて回すのも
アリだよな~と思った話でしたとさ。
うちの実家は・・・早く売ろうww
おわり
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